子どもと本
-
- 鈴木 潤 Jun Suzuki 三重県の「子どもの本専門店メリーゴーランド」で13年企画 を担当。児童文学や絵本の作家のアトリエ、チルドレンズミュージアムなど海外を歴訪。07年の京都出店に伴い店長就任、京都に移住。09 年夏に長男を出産。少林寺拳法二段。
- Feb. 2012年 [3]
- Jan. 2012年 [20]
- Dec. 2011年 [27]
- Nov. 2011年 [23]
- Oct. 2011年 [15]
- Sep. 2011年 [17]
- Aug. 2011年 [17]
- Jul. 2011年 [16]
- Jun. 2011年 [14]
- May. 2011年 [19]
- Apr. 2011年 [19]
- Mar. 2011年 [21]
- Feb. 2011年 [16]
- Jan. 2011年 [12]
- Dec. 2010年 [17]
- Nov. 2010年 [15]
- Oct. 2010年 [16]
- Sep. 2010年 [13]
- Aug. 2010年 [15]
- Jul. 2010年 [13]
- Jun. 2010年 [1]
河井寛次郎記念館
お休みの日に、ぶらぶらと歩いて「河井寛次郎記念館」を訪ねました。
前から行ってみたかったのに、近所すぎてなかなか足を運ばずにいたのです。
さわさわと小雨の中、たどり着いたそこは、河井寛次郎が生前暮らした家だったことろを
記念館として今は解放されているとのこと。
古い家の裏には登り窯がしつらえてあり、寛次郎の作業場もきちんと残されていました。
何より、古い家のもつおおらかさと、そこに確かにあった家族の生活と時間が感じられ、
とても居心地がよかったのです。
私たちは年間会員の申し込みをし、また何度も訪れたいと思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『火の誓い』 河井寛次郎 講談社文芸文庫 1155円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夏

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『夏』 五味太郎 絵本館 1365円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
毎日「暑い暑い」と言い、テレビの天気予報の最高気温を見てはうんざりとし、
ついつい冷たいものばかりに手を伸ばしてしまうこのごろ。
でも夏は特別な季節。
夏休みのあった子どものころも、夏休みのない大人になった今も
私は夏が大好きです。
日常と非日常がいっしょに存在しているような、何か言葉にできない、予感のようなもの
が漂っているように思える季節。
五味さんの『夏』はそんな私の気分を写しとったような絵本です。
「最高気温」とか「熱帯夜」とかいう言葉にくらくらくる前に、
この子のように、全身で夏を感じておかないと、あっという間に
夏は過ぎ去ってしまうと思うのです。
桃の実
岡山の友人が桃をたくさん送ってくれました。
白い肌にうっすらとピンクがかった桃は、甘いいい香りを漂わせています。
最近よく作るのが、簡単でちょっぴり贅沢な桃のデザート。
桃はよく洗って、種に沿わせ、横半分に深くナイフを入れます。
桃の上と下をしっかりと持って、ルービックキューブを回すように、
半分にぱかっとします。そうすると、上手に種と実が別れます。
はい、半分の桃にきび砂糖をぱらぱらと振りかけて、さらにワインやリキュールを
お好きなだけそそぎます。くだいた氷を添えたらできあがり。
桃の果汁とお酒、そして氷を口に含むと何ともいえず、豊かな気分になります。
夏の夜にぴったり。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『こどももちゃん』 たちばなはるか 偕成社 1050円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こどもの ももの こどももちゃん。
きょうはちょっぴり、ごきげんななめ、そして元気がありません。
いったいどうしたのでしょう?
愛らしいこどももちゃんと動物たちのやりとりが、ほほえましい。
小さい人にも人気の絵本です。
フライドグリーントマト

フィレンツェに暮らす妹家族は、街の小さな八百屋さんを営んでいます。
お店に行くと、みたこともない野菜やらくだものやらがいっぱい。
「なんでもすきなもの持って帰っていいよ」とアレッシオの言葉に、
さっそく選んだのは、ズッキーニの花と青いトマト。
ズッキーニの花も青いトマトも、卵と牛乳の衣をつけて、フライにするのです。
ちょうどトマトを揚げていたとき、テレビでなんと「フライドグリーントマト」という
ジュリア・ロバーツやメアリー・スチュアート・マスターソンなんかが出演している
映画が始まったではありませんか。好きな映画で、いつかもう一度観たいと思って
いました。しかもイタリア語の吹き替え版。
この巡り合わせ、どこかで誰かがいたずらしているような、不思議な気分でした。
ママアンナの指導のもと、出来上がったフリットはとっても美味しかった。
八百屋さんなので、野菜もくだものもたくさん食べました。その話はいずれまた。
二つのメリーゴーランド

『天然生活9月号』 地球丸 690円
「がんばる本屋さん」という特集で紹介していただきました。
本は今やネットで簡単に買える時代。
でもだからこそ、本屋に足を運んで、本棚を眺めて欲しいのです。
探していた本が見つかったときの喜び。
子どもの頃に読んでいた絵本との再会。
宝物になるような本との出会い。
私たち本屋はそういう目にはみえないものを、大切にしていたいと思っています。
ガケ書房、蟲文庫・・・。たとえ同じ本を並べていたとしても、
きっとちがう佇まいで、本はその店にあることでしょう。
お客さんは、その本がまとう空気も買って帰るのです。
- 1/3
