二礼二拍一礼
海へと続くまっすぐな道。
一の鳥居、二の鳥居をくぐったら段葛。
横断歩道をわたってすぐに三の鳥居。たいこ橋、昔は歩いて渡れたのにな。
砂利道を歩いて、手水舎で手と口を清めたら、舞殿をぬけて本殿へ。
ちいさい頃から、何十回とくりかえしてきたおまいり。
そしてこれからも、初詣、子どもの七五三と、何ひとつかわらずにとおもっていたのに。
・・・・ないなんて・・・もう、ないなんて。
鳥が宿り、リスが宿り、そして精霊までもが宿っているといわれていた。
ニュースに映った倒れた幹の、あまりの老木ぶりにおどろいた。
中が空洞だなんて。あんなに立派にどっしりとみえたのに。
夏には、ぎゅんぎゅんとチカラみなぎる若葉を。
秋にはまさしく黄金色の葉を。しっかりとたっぷりとしげらせていたのに。
もう修復は不可能なんだって。
やっとのおもいで立っていたのではないかと、今ではおもう。
お役目を終えたということですか。
鶴岡八幡宮 大銀杏様。
いままでありがとうございました。
ちからいっぱいの思いをこめて、二礼二拍一礼。
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