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アートが街にあること
ファッションについてはパリに比肩するビッグシティ、東京、そして日本という国。
今やそれは間違えないけれど、人々がアートに接する機会が圧倒的に少ない点では
まだ、ちょっぴりコンプレックスを感じずにはいられません。
短い滞在であっても、寸暇があればミュージアムにも小さなギャラリーにも足を運べる。
アートがぐすそばにあることは、この国の人たちの美に対する自信を育んでいるに違いありません。
それは、学校の授業でいやいや教わることでは決してなく、
老若男女、心から楽しんで、好奇のまなざしをもって
触れたくなる、喜びの一つであるように思えるのです。
さすが、アール・ド・ヴィーヴルの国。
5月11日(火)、フランス北東部、パリから300㌔離れた
メッス市に別館がオープンしたポンピドゥー・センター。
そのファサードには、川俣正さんの作品「鳥の巣」。
そそり立つ鉄の塊とオーガニックな素材感の鮮やかな対比は鳥取県の国宝、投入堂を連想させます。
前述、メッスの別館を設計した坂茂さんも、紙を自在に操る建築家として知られますし、
どうやら今、日本人の自然観に根ざしたクリエイティビティは、フランス人にとって旬なのかもしれません。
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